A4 は 210 × 297 mm。US Letter は 8.5 × 11 インチ、つまり 215.9 × 279.4 mm です。Letter のほうが約 6 mm 広く、A4 のほうが約 18 mm 高い。重ねてみると、どちらも相手を完全には覆いません。
どこで使われているか
A4 は日本をはじめ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、南米の大部分と、ほぼ世界中の標準です。Letter は Legal(8.5 × 14 インチ)や Tabloid(11 × 17)とともにアメリカとカナダの標準で、メキシコやフィリピンなど一部の国でも使われています。なお日本では B5 や B4 もおなじみですが、これは JIS 規格の B 判で、ISO の B 判とは少しサイズが違います。
よくできた仕組み:A 判
A 判は ISO 216 で定められていて、元をたどると 1922 年のドイツの規格 DIN 476 に行き着きます。考え方はシンプルです。
- A0 の面積はちょうど 1 平方メートル。
- どの用紙も辺の比が 1 : √2(約 1 : 1.414)。
- 長い辺を半分に切ると、同じ比率の次のサイズになる。
だから A4 を 2 枚並べると A3、A4 を半分に折ると A5 になります。コピー機で A4 を A3 に拡大(141%)したり、A3 を A4 に縮小(71%)したりしても余白の形が変わらないのはこのためです。Letter にはこの関係がなく、2 枚並べると 11 × 17 インチになり、比率が変わります。
B 判は A 判の間の大きさ(B4 は A3 と A4 の間)、C 判は封筒用です。A4 の用紙は C4 封筒にそのまま、1 回折って C5 に、2 回折って C6 に入ります。
A4 を Letter に、Letter を A4 に印刷する
A4 の PDF を Letter 用紙に実寸で印刷すると、高さが約 18 mm 切れ、たいていはフッターが消えます。Letter を A4 に印刷すると、左右が数ミリ切れます。解決策は 2 つ。
- 印刷画面で 用紙に合わせる か 印刷可能範囲に縮小 を選ぶ。ページが数パーセント縮み、何も失われません。
- ページサイズ変更 で PDF そのものを変換する。選んだ余白で各ページを目的のサイズに合わせます。海外に文書を送る前にやっておきましょう。
ポイントで表すと
PDF はページを 1 インチ 72 ポイントで測ります。A4 は 595.28 × 841.89 ポイント、Letter は 612 × 792 ポイントです。PDF のプロパティでこの数字を見かけたら、どの用紙用に作られたかがわかります。用紙サイズ計算ツール には、よく使われるすべてのサイズをミリ、インチ、ポイント、ピクセルでまとめています。